このページでは社会人の方が県外などのマラソン大会に出場する時のホテルの宿泊費用を実質無料~少しでも安くする方法を紹介しています。
やり方は楽天市場でのふるさと納税をするだけで非常に簡単です。具体的には以下の手順で宿泊費用を抑えることができるようになるので、まだふるさと納税をしたことがない場合は参考にしてみて下さい。
- STEP1:楽天会員になる
- STEP2:楽天カードを作る
- STEP3:自分のふるさと納税の上限額を調べる
- STEP4:楽天市場で自分が行きたい自治体へ寄付して楽天トラベルクーポンを受け取る
- STEP5:楽天トラベルで楽天トラベルクーポンを使って宿泊予約をする
- STEP6:ワンストップ特例制度を利用して減税を受けるor確定申告で還付金を受け取る
ふるさと納税を利用する
今回の宿泊費を安くする方法は、楽天市場でふるさと納税を行い、返礼品として受け取れる楽天トラベルクーポンを利用を使ってホテルの予約をすることで宿泊費を実質無料〜安くしようというものです。
ただし、ふるさと納税は自分が住んでいる自治体へは寄付ができないため注意して下さい。そのため例えば秋田市に住んでいる人が、秋田市に寄付をして返礼品は受け取ることはできません。
ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税は簡単に言うと、自分が寄付した金額から2,000円を引いた額が所得税や住民税から戻ってくる制度です。さらに返礼品として寄付金額の最大3割の返礼品を受け取れるのですが、今回はこの返礼品で『楽天トラベルクーポン』を受け取ることを目的としています。
上記画像の例だと50,000円の寄付をすると2,000円が引かれて48,000円しか還付されませんが、15,000円分の返礼品を受け取れるので実質13,000円得をすることになります。さらに楽天市場で寄付をすると、寄付額に応じて楽天ポイントも受け取れるのでさらにお得になります。
ただし寄付金額には収入によって上限があり、これは所得(簡単に言うと年収)が多い程、大きくなります。この上限額については下で解説していますので、参考にしてみて下さい。
寄附したお金はいつ還付されるか
ふるさと納税で寄付したお金は、ワンストップ特例制度を利用するか、若しくは確定申告することで寄付した金額から2,000円を引いたお金が戻ってきます。
還付時期や特徴については以下で解説していますが、楽なのはワンストップ特例制度の方。確定申告をする必要がないかつ寄付する自治体が5自治体以下の人は、ワンストップ特例制度を利用するのがおすすめです。(ワンストップ特例制度のやり方はこちら)
各制度の特徴はこちら
ワンストップ特例制度を利用する場合
還付時期 → 翌年支払う住民税から減税
ワンストップ特例制度を利用した場合は、ふるさと納税をした翌年6月以降の住民税が本来支払う金額よりも減額されます。給与収入を得ている人は引かれる税金が少なくなるため手取り収入が増えることになりますが、少額であればあまり実感がないのが少しデメリットです。

確定申告をする場合
還付時期 → 確定申告後1ヶ月程度
ふるさと納税をした翌年2~3月に確定申告をした場合は、確定申告後1か月程度で還付金が指定した銀行口座に振り込まれます。
e-Taxを使えば簡単に確定申告ができるので、できるだけ早くお金を受け取りたい場合は確定申告がおすすめです。

寄附金上限額の確認方法
ふるさと納税の上限額は自分の収入によって変わり、収入が高い程、納める所得税と住民税が多いため還付(戻ってくる)される金額も大きくなります。
寄附金上限を超えた寄付はできますが、お金は返ってこないので注意しましょう。(ちなみに年収とは1月〜12月の合計収入になりますので、年度計算ではありません)
まずは楽天市場にあるシミュレーターを使用して、自分のおおよその寄付金上限額を調べてみて下さい。
年収毎の寄付金上限の目安
下に独身の場合の簡易版シミュレーターでの計算結果を載せていますので、参考にしてみて下さい。
ただしふるさと納税をする時点で年収の目安が分からない場合は、余裕をもって寄付することをおすすめします。
寄付金上限は家族構成(配偶者控除や扶養家族の人数)や他の控除によっても影響を受けます。他にも住宅ローン控除や医療費控除などを受けている場合は、詳細版シミュレーターを使うようにして下さい。
会社員(独身)の場合の年収別ふるさと納税上限額の目安
年収 | 寄付金上限額 |
---|---|
250万円 | 23,082円 |
300万円 | 29,717円 |
350万円 | 36,329円 |
400万円 | 43,905円 |
450万円 | 54,800円 |
500万円 | 63,075円 |
550万円 | 71,375円 |
600万円 | 79,650円 |
700万円 | 110,828円 |
800万円 | 132,628円 |
900万円 | 155,857円 |
1,000万円 | 186,885円 |
楽天ふるさと納税のやり方
楽天ふるさと納税を行うには以下の手順でやっていきます。楽天カードに関しては作らなくてもふるさと納税はできますが、寄付金額に対して付くポイント還元率が結構上がるので、作ることをおすすめします。
楽天会員になる
まだ楽天会員になっていない場合は、楽天市場のトップページから楽天会員登録をすることができます。
メールアドレスや名前などの簡単な登録だけで、5分もあれば登録できます。


引用:楽天市場
楽天カードを作る
楽天ふるさと納税をするためには楽天市場で支払いをするために楽天カードがおすすめです。
楽天市場と楽天カードの相性は抜群で、ふるさと納税の寄付金に対してのポイント還元を受けることができます。
年会費無料なのでクレジットカードをどうしても作りたくない場合を除き、楽天カードで支払いをすることをおすすめします。
楽天市場では楽天系サービスを使う程、ポイント還元率がアップします。楽天カードを作るだけで
- 楽天会員+1%
- 楽天カード+2%
- 楽天市場アプリ+0.5%
と、これだけで寄付金額に対して3.5%の楽天ポイントが還元されるようになります。さらに楽天銀行も開設すれば基本還元率を4.5%に引き上げることも可能です。

クレジットカードを作りたくない場合
クレジットカードを使いたくない場合は、銀行振込なども可能です。
ちなみに下記は宮城県仙台市に寄付する場合の画像ですが、楽天カードの他に銀行振込やApple Payが可能となっています。

寄付金上限額を確認する
寄付金上限額は年収によって変わります。シミュレーターに予定年収金額を入力し、寄付金上限額の目安を把握しておきましょう。
上限額を超えた分は還付されないので、寄付をする際は余裕を持ってする方がおすすめです。
楽天市場で事前調べをする
次に楽天市場アプリを使って、
を事前に確認するのが良いでしょう。
まずは楽天市場の検索窓に「ふるさと納税 楽天トラベル」と入力し、その後に右下にある「絞込み」を押します。(希望の宿泊地がある場合は、検索に地名を入れた方が早いかもしれません)

絞込みでは寄付金額(商品価格)の範囲や旅先・宿泊先の範囲を決めることができるので、検索を楽にすることができます。


大会参加のために1泊するだけであれば、2〜3万円くらいの寄付で6,000〜9,000円のクーポンを狙えばOKな気がします。
下の画像の例だと3万円の寄付額に対して、9,000円分のクーポンが受け取れます。

希望する地域の楽天トラベルクーポンが返礼品としてある場合は、さらにページ下部でクーポンが使える対象施設を確認することができます。対象施設が少ない場合、どの宿泊施設も大会会場から遠いこともあるのでしっかりチェックしておきましょう。

希望する自治体に楽天トラベルクーポンがない場合は別の自治来で妥協するか、JTBなどの旅行クーポンへ狙いを変換する等をする必要があります。(この記事ではJTBクーポンについては解説していません…)
寄付前にホテルの宿泊費を確認
希望する自治体に返礼品として楽天トラベルクーポンがあった場合は、ホテルの宿泊費を確認してから寄付をして下さい。
楽天トラベルで宿泊日や宿泊予定地を検索して、できれば楽天トラベルクーポンの金額が無駄にならない金額のホテルやプランを選ぶのがおすすめです。(クーポン使用時にお釣りは出ません)
ホテルに目途がついたら実際に楽天市場で寄付をしてみましょう。
実際に楽天市場で寄付(購入)する
上記の事前確認が終わったら実際に楽天市場で寄付をしてみましょう。楽天市場でふるさと納税をする際は特に以下の4つに注意が必要です。
- 楽天市場の注文者情報、住民票が同一か
- 注文者とクレジットカード名義が同一か
- ワンストップ特例制度を利用するか
- できるだけポイント還元率が高い日を狙って寄付する(0、5の付く日がおすすめ)
注文者と住民票の住所が一致していない等、不備があるとふるさと納税ができなくなります。また支払いに使うクレジットカードの名義も自分である必要があるので、家族名義のカードは使えないので注意して下さい。
それから特に重要なワンストップ特例制度の利用の有無については、寄付する際に以下のように選択肢を提示されるので、自分が希望する方を選択して下さい。

あとは流れに沿って普通の買い物と同様にすれば完了です。寄付が完了すると楽天会員IDに紐づけられたメールアドレス宛にふるさと納税に関するメールが送られてくるので、必ず確認して下さい。
寄付後の書類などの扱い

ふるさと納税をすると返礼品とは別に、確定申告やワンストップ特例制度を利用する際に使う書類が送られてきます。
ちなみに今回は返礼品が楽天トラベルクーポンのため、実物は送られてこず、楽天IDに紐付けられているメールアドレス宛てにふるさと納税に関するメールが送られてきます。(楽天トラベルで使えるクーポンは数日後に反映されて利用できるようになります)
ワンストップ特例制度を利用した場合
寄付時点でワンストップ特例申請書の送付を希望した場合は、『申請書』が送られてきます。
この申請書が送られてきたら、マイナンバーカード等の本人確認書のコピーを貼り付けて、寄付先の自治体へ郵送するだけで手続きが完了します。(マイナンバーカードがあれば他の書類は必要ありませんが、ない場合は下記のB、Cのパターンの通り必要書類が2種類必要になります)
パターン | 必要書類① | 必要書類② |
---|---|---|
A | マイナンバーカードのコピー (表と裏) | ①のみでOK |
B | 次のうちいずれか1点のコピー ・マイナンバー通知カード (※) ・マイナンバーの記載されている住民票 | 次のうちいずれか1点のコピー ・運転免許証 ・パスポート |
C | 次のうちいずれか1点のコピー ・マイナンバー通知カード (※) ・マイナンバーの記載されている住民票 | 次のうちいずれか2点のコピー ・健康保険証 ・年金手帳 ・提出先自治体が認める公的書類 |
確定申告をした場合

寄付時点でワンストップ特例申請書の送付を希望しなかった場合は、『寄付金受領証明書』が送られてきます。
この証明書は確定申告の際に使用するので、翌年確定申告をする時までに大切に保管しておいて下さい。パソコンやスマホを使ってe-Taxで確定申告をする場合は、証明書を見ながら寄付金額を入力するだけで簡単に確定申告をすることができます。
楽天ふるさと納税のまとめ
楽天ふるさと納税を使って、ホテルの宿泊費を実質無料~安く抑える方法は以下の通りです。
今回紹介した方法を使えば年に1~数回は県外大会の宿泊費を実質無料~安く済ませることができるようになります。
一度大きなお金を支払う分心理的に負担は大きいですが、確実にお得な制度なので是非使ってみて下さい。